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「写ルンです」で撮ってみた! ②現像編

  • 2021-05-01

短期連載② 写真を現像する

写真を撮り終わったら、いよいよ現像です! 今回は渋谷区東にある写真店「フォートウエノ」さんへ伺いました。「早く写真を見たい!」とはやる気持ちとともに、お店を訪れたモモさんです。

① ヨコハマを撮り歩く

③ 写真を受け取りに!

INDEX

1. ドキドキしながらフォートウエノさんへ!
2. 写ルンですの可愛いチープ感を活かしてプリントしたい!
3. 可愛いだけじゃないフチあり写真

DATA

📷 Canon EOS3/ Canon EF50mm F1.2L USM、EF50mm F1.2L USM 🎞 Venus800

Text:Momo Edit:Rika Yamazaki  Photo:Nozomu Ishikawa

ドキドキしながらフォートウエノさんへ!

フォートウエノさんは、今回写真を教えてくれた石川さんが通うラボ。渋谷駅から歩いて5分ちょっと、明治通り沿いにあります。昔ながらの「町の写真屋さん」という雰囲気で、親しみやすい店構え。けれど、プロのフォトグラファーらしき人が、ひっきりなしにやってきて、なんだかとても通な雰囲気です!

大丈夫かな、ちゃんと撮れているかな……。めちゃくちゃブレているかもしれないし、夕方や室内で撮ったものは、暗くて写ってないかもしれない。でもプロの写真家さんも通うお店なら、きっといい感じに仕上げてくれるはず……などと思いを巡らせながら、お店に入りました。

まずは受付で写ルンですを提出。ドキドキワクワク……。

通常のフィルムカメラはフィルムを取り出して現像に出しますが、写ルンですは、そのままカメラごと渡します。

カウンターで店主の上野さんにいろいろと教えていただきながら、現像やプリントについて細かいことを決めていきます。昔は現像に出すと、プリントされた写真が必ずセットになっていたので、「現像」=「プリント写真を受け取る」というイメージがあったのですが、そもそも現像とはフィルムをネガにする工程のことをさすとのこと。だから、プリントした写真を受け取るためには、「フイルムの現像をする」→「プリントをする」という二段階の行程が必要なのですね。

最近ではネガをスキャンしてデータ渡しをするサービスを行っているお店が多く、プリントをせずにデータ納品だけを希望する人も多いそうです。ですから、プリント写真が欲しい場合は、注文するときに「同時プリント」をお願いする必要があります。

フォートウエノさんの場合、フィルムの現像代は1本660円(税込)。一般的なサイズは、サービスプリントと呼ばれるLサイズ。1枚につきデジタルプリントが38円、アナログプリントが60円です。

現像時にプリント(同時プリント)もお願いするともらえるアルバム。実家にあったなぁ、懐かしい!

写ルンですの可愛いチープ感を活かしてプリントしたい!

今回は、プリントもお願いすることにしました。一般的なプリントは、ネガを印画紙にレーザーで露光するデジタルプリントですが、フォートウエノさんでは、店内のアナログプリンターを使ったアナログプリントをやっているそうです。アナログプリントというのは、暗室で行う作業を機械がやってくれるらしく、店内に年輪を重ねたアナログプリント機がありました。

写ルンですは27枚撮りなので、デジタルプリントを希望した場合は、現像代のほかに38円×27枚=1,026円が必要となります。ちなみに現像時にデータのみをもらう場合は、翌日仕上げでデータをCDで渡してもらえるそう。同時プリントの場合は中1日で仕上がるとのこと。

プリントする紙は、光沢のある「艶あり」にするか、マットな「艶なし」にするかを選べます。見本を見せてもらったところ、写ルンですのおもちゃっぽい質感には、艶なしのマットな仕上がりが断然似合いそう! そしてフチ付きプリントの可愛さにやられ、迷わずそれを選びました。なんとなく、失敗写真があったとしても愛着が湧きそう……!と思えたから。ということで、「Lサイズ、アナログプリント、マット、フチ付き」で注文決定!

左が艶あり(光沢)、右が艶なし(マット)。撮るものにもよるけど、写ルンですの質感には艶なしマットのほうがノスタルジーを感じて良さそう。

フチありとフチなし。フチなしだと端が切れてしまうので、端っこギリギリの構図で撮った場合はフチありのほうが安心。

可愛いだけじゃないフチあり写真

今回は全て同時プリントでお願いしましたが、上野さん曰く、「いっぺんに全部プリントすると、料金が高くなってしまうので、まずはデータで写りを確認してからプリント注文をするといいですよ!」とのこと。なんて良心的なのだろう……。次回はそうしよう。プリントを大きいサイズに引き伸ばしたい場合も、一度サービスプリントで仕上がりを見てから引き伸ばすのがおすすめだそう。

また、フチありとフチなしの選択は、見た目の可愛さだけではないことも教えてもらいました。フチありだと四辺がトリミングされずに、カメラで捉えたままの仕上がりになります。じつはサービスプリントの際に、フチがトリミングされているそうです。フチなしで仕上げたときと縦横比が変わるので、迷ったらフチありが安心かも。

今回使った写ルンですは、ファインダーでは見えていなかった端っこの景色も、じつはもう少し画面に入って撮れているそうです。プリント注文は選択肢が多くて、楽しみ方の幅広さに驚きました!

ニコニコして優しい上野さん。きめ細やかに教えてくれて、緊張が一気にほぐれました。

伝票を受け取ります。引き取りの際に必要なので、お財布に入れておこう。

いろいろと教えていただいて、さっきお店に来たときよりも、ずっとフィルム写真に詳しくなったような気がしました。仕上がりを楽しみに、お店を後にしました。

写真屋:フォートウエノ

東京都渋谷区東2-23-7 山田ビル1F
TEL 03-3407-1202
http://photo-ueno.sakura.ne.jp

レポートした人:モモさん

20代で出産と子育てを経験し働くお母さん歴もようやく10年。高校のデザイン系学科でフィルムカメラを使った撮影や暗室での現像をかじったものの、卒業後は長らくフィルム写真から遠ざかっていた。写ルンですをキッカケにフィルム写真を始めたい!

次回は現像した写真を「フォートウエノ」さんへ受け取りに行きます!

① ヨコハマを撮り歩く

③ 写真を受け取りに!

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