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20周年を迎え店舗をリニューアルした「にっしんカメラ」

  • 2021-12-30

東京・秋葉原のカメラ専門店「にっしんカメラ」

東京・秋葉原駅から徒歩約3分。中古カメラ販売・買取を行う「にっしんカメラ」が20周年を迎え、店舗をリニューアル。常連のお客さまから、これからフィルムカメラを始めようという若い世代まで、さまざまなカメラ好きが集うお店です。今回、リニューアルしたばかりの店舗で店長の染谷さん(写真右)、スタッフの小林さん(写真左)と山内さん(写真中央)にお話を伺いました。

INDEX

1. 20周年を迎え店舗をリニューアル。オリジナルグッズも制作
2. フィルムカメラが初めてでもすべてフォローします!
3. SNSでも積極的に情報を発信
4. にっしんカメラはスタッフもみんな写真好き
5. 初めての一台をぜひにっしんカメラで!

DATA

📷 Canon EOS-1V / Canon EF16-35mm F2.8L USM / Canon EF35mm F1.4L USM / Canon EF50mm F1.2L USM / TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
🎞 Kodak Portra160
📷 Hasselblad 500C/M / Planar C 80mm F2.8 T*
🎞 Kodak Portra160

○Photo:Nozomu Ishikawa 
○Interview & Text:Rika Kasai

20周年を迎え店舗をリニューアル。オリジナルグッズも制作

2021年10月8日にリニューアルオープン、おめでとうございます。今回、お店のリニューアルをしたのには、何かきっかけがあったのですか?

染谷:私どもにっしんカメラは、おかげさまで20周年を迎えることができました。これを機会にお店をリニューアルすることにしました。また、20周年に合わせ、お買い物金額に合わせたプレゼントを差し上げるなど、さまざまなキャンペーンを行っています。

どんなふうにリニューアルするか、具体的にはどのように決められたのですか?

小林:「開放感のある明るい店舗」にしたいというのが一番の希望でした。デザイナーの方と相談し、提案していただいたアイデアの中から、実用性の高い店内レイアウトを優先し、今のような形になりました。店舗は通りに面している二面が大きなウィンドウになっており、壁紙や床も色のトーンを揃えて、とても明るい雰囲気になりました。ガラスと木の格子が美しい陳列棚はデザイナーさんからご提案いただき素敵なものになりました。

入口(写真右奥)から店内に入ると、右手に大きな木製のカウンターがあり、ここでカメラやレンズの状態や使い方をじっくり確認できます。スタッフの方が常にふたり常駐していますので、気になることがあったら気軽にご相談を!

木製のカウンター下は、オリジナル商品を含めた商品の陳列棚になっています。こちらも改装時のこだわりのデザインで、さまざま商品がとても見やすくスッキリと並んでいます。

壁面にかけられているフィルムの入った陳列棚。スタッフがInstagramで見た海外のお店の棚をとても気に入り、御徒町のオーダー家具店「WOODWORK」さんにお願いして、カウンターと合わせて特注で制作してもらったそうです。また、この壁面を使って、今後写真の展示なども行う予定とのこと。

購入する際には、下からフィルムを取り出します。フィルムを追加する際には上からポンと入れていくのですが、フィルムパッケージがストンと落ちていく様が目に見えて、シンプルながらとても楽しいギミックです。

店内には、たくさんの中古カメラと同時に、雑貨屋さんのような多彩なグッズが置かれていますが、こちらも販売されているのですか?

小林:20周年に合わせ、今年に入ってからオリジナルグッズの制作を始めました。シルクスクリーンでプリントしたTシャツやトートバッグ、また、カメラストラップを持ち手やショルダーベルトにリサイクルしたスタッフの手作りバッグなども販売しています。このバッグに使用しているストラップは、いまでは珍しい種類のものもありますし、それぞれ1点ものですので、気に入ったものが見つかりましたらぜひお手に取ってご覧ください。特に人気なのが二眼レフカメラ「NISSHINFLEX」のプリントトートバック、カメラと一体化した「カメラキューピー」です。カメラだけでなく、グッズだけでもぜひ見に来ていただけたらと思います。

さまざまなメーカーのカメラストラップを使用したグッズ「ICHIBAN-CHI Green Label」シリーズ。こちらはすべてスタッフの手作りです。取材当日、お店で販売されていたストラップを使ったバッグの一部がこちらです。左からレアなトリコロールカラーのMAMIYAのストラップバッグ、ZENZA BRONICAのストラップを使ったバッグ、SIGMAのストラップを使った波柄のトートバッグ(各3,000円)。

シルクスクリーンでプリントされたミニトートバッグ(500円)、二眼レフがプリントされたトートバッグは人気商品(1,650円)。 春や秋、またインナーにもぴったりの鳥獣戯画柄七分袖Tシャツも人気です(1,000円)。

アルティザン&アーティストとのコラボレーションで生まれた、オリジナルストラップです。丈夫なパラコードを使ったパラコードネックストラップは2色(左/5,500円)、長さを簡単に調整できるイージースライダーカメラストラップ(6,600円)は鮮やかなオレンジ、ネイビー、ワインレッドの3色をラインナップ。

フィルムカメラが初めてでもすべてフォローします!

お店にはどんなお客さまが多くいらっしゃいますか?

染谷:昔からの馴染みのお客さまはもちろん、初めてのフィルムカメラを購入したいという若い世代のお客さま、最近では、女性の方も多く来てくださっています。

MINOLTA X-700はファインダーがとても明るく、絞り優先AE、プログラムAEが搭載されているので、初めての一台としてもとても使いやすいモデルです。お手頃な価格帯も魅力でコストパフォーマンスはピカイチ!

人気のPENTAX LX。取材当日に入荷したばかりというLX 2000 + SMC-A 50/1.2 Special。コレクターズアイテム的な珍しいモデルが入荷することもあるので、探し物がある際にはぜひ相談してください。

初めてのフィルムカメラを購入する際には、選び方や使い方も相談にのってもらえますか?

染谷:もちろんです! 初めての方でも、フィルムの入れ方から撮り方まですべてフォローさせていただきますし、カメラ選びについてもぜひご相談ください。でも、あまり身構えず最初は見た目で選んでいいと思います。やっぱり見た目を含めて「これがいい」と気に入ったものじゃないと、結局使わなくなってしまうこともありますからね。フィルムカメラは選ぶことから楽しめます。好きなものを買っていただき、撮り続けていただけるようサポートしていきますので、何でもお気軽にご相談いただければと思います。

小林:私たちは、中古カメラの販売を通して、皆さんが写真を楽しんでいただく手助けをしたいと考えています。また、フィルムカメラ、フィルムで撮るという写真文化がこれからも長く続いていくよう、その一端を担えたら嬉しいです。カメラ・写真の楽しみ方は、カメラを集める方、たくさん撮る方、撮ったあとどうするかも含めて、人それぞれです。主役はあくまでお客さまで、私たちはカメラ専門店として主張しすぎることなく、フラットな形でお手伝いができたらと思っています。

フィルムも販売されていますが、作例がフォトブックで見られるのですね。

山内:にっしんカメラのウェブサイトでも、フィルムの作例を掲載するブログを始めました。私のメインのカメラはOLYMPUS 35 UCですが、ブログに掲載しているものはMINOLTA X-700で撮影しています。さまざまなフィルムで作例撮りをして、ご来店のお客さまに見ていただけるよう、フォトブックにまとめてお店に置いていますので、気になるフィルムがありましたら、フォトブックを手に取ってご覧になっていただきたいです。

こちらではカメラを購入後、フィルムの現像にも対応してくださいますか?

染谷:現像については、現像所に送る形になりますが、こちらで受け付けておりますので、撮影が終わりましたらぜひフィルムをお持ちください。

スタッフの山内さんが作例を撮影しているフォトブック。販売している人気のフィルムの作例を見ることができます。フィルムの写りや色味を確認するのと同時にスタッフ山内さんの個性的な写真を楽しむことができます。

SNSでも積極的に情報を発信

店舗での販売以外に、SNSも積極的に活用していらっしゃいますよね?

染谷:オンラインでの商品販売も行っていますし、SNSもスタッフ全員が投稿をしています。

小林:地方にお住いの方から、近辺にフィルムカメラを取り扱っているお店が無い、フィルム関連の情報を共有できる相手が身近にいない等のお話しをよく伺います。当店ではSNSやウェブサイトを見て、興味を持っていただけるきっかけになればと思い、情報発信を続けています。SNSは若いスタッフの山内が頑張ってくれています。

にっしんカメラのウェブサイトから各SNSにもリンクされています。オンライン販売でも店舗と同じように、たくさんのフィルムカメラ、レンズ、オリジナルグッズが購入できるようになっています。

にっしんカメラはスタッフもみんな写真好き

店長の染谷さんが見せてくださったのは、ご自身でプリントされたという、モノクロのブルーインパルスの飛行写真です。

お店の皆さんも写真を撮ることが好きな方ばかり。取材させていただいた店長の染谷さん、スタッフの小林さんと山内さんも、もちろんお写真を撮られています。しかも、腕前もとても素晴らしいんです! ここからは、それぞれが撮影した作品をご紹介します。お写真の解説もそれぞれ書いてくださいましたので、ぜひじっくりとご覧ください!

染谷:いろいろなカメラを使っていますが、私は主にNikon F6が好きです。「写真を撮ろう!」ときちんと意気込んでカメラを持ち出すタイプです。自転車も好きで2台を所有し、目的によって乗り分けています。実はレコードも好きで、被写体としても使ったりしています。要するにアナログ好きなんです(笑)。

コンパクトカメラを持ち歩き、街の景色を切り取ったりします。こちらは、その1枚。にっしんカメラの近くで撮影しました。(撮影:染谷さん/OLYMPUS XA+Kodak GOLD 200)

機材をチェックする時に、身近な植物を撮影する事がよくあります。この写真は初めてCONTAXにモノクロフィルムを詰めて植物を撮影した時の物です。その写りにとても感動しました。(撮影:染谷さん/CONTAX RTS lll+Vario-Sonnar 28-85/3.3-4 MMJ+ARISTA EDU ULTRA 100)

小林:PENTAX SPF、SMC-TAKUMAR 28mm F3.5をよく使っています。私も自転車が好きで、サイクリングに出かけた先や旅行でスナップ撮影を楽しんでいます。

蔓延防止法が終わって最初の旅行が初めての富山。立山は想像以上の景色に圧倒され感動しました。子供の頃によく山登りをした記憶が蘇って嬉しかったです。(撮影:小林さん/PENTAX SPF+SMC-TAKUMAR 28/3.5+FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400)

日本海を見たいと市電に乗って岩瀬浜へ。週末の漁港は静かで寂しく、それが良かったです。海も撮ったけど、朽ち果てた建物と緑に魅かれてシャッターを切りました。(撮影:小林さん/PENTAX SPF+SMC-TAKUMAR 28/3.5+ARISTA EDU ULTRA 100)

山内:休日に出かける時にはカメラを持って行き、いろいろな場所で写真を撮っています。作例撮りを併せて行うことも多いですね。

今年、初日の出を見に行った時の写真です。ススキに日が当たって綺麗だったの
で撮りました。(撮影:山内さん/OLYMPUS 35UC+Kodak ColorPlus 200)

今年、ジャンクで買ったカメラでしたが、綺麗に写りました。良い掘り出し物を見つけました。(撮影:山内さん/OLYMPUS 35 S+ARISTA EDU ULTRA 400)

初めての一台をぜひにっしんカメラで!

スタッフの皆さんも写真が大好きで、カメラ、写真の楽しみ方の幅の広さに対する包容力もあるお店「にっしんカメラ」。カメラを集めて眺めたい人、たくさん撮って写真を楽しみたい人、珍しいモデルを探している人、初めての一台を検討中の人、どんな人にも丁寧に寄り添ってくれます。カメラを買うところからシャッターを切るまで、スタッフがしっかりと教えてくれるので、特にこれからフィルムカメラを始めたいという方にはぜひおすすめしたいお店です。リニューアルされた明るい店舗で自分にフィットするカメラを見つけてみてください。


東京・秋葉原のカメラ専門店
にっしんカメラ

東京都千代田区神田岩本町1番地
TEL:03-3251-7504
mail:order@nisshin-camera.com
営業時間:11:00-19:00
定休日:不定休のためウェブでご確認ください
アクセス:
JR線「秋葉原」駅より徒歩6分
都営新宿線「岩本町」駅より徒歩1分

Web:https://nisshin-camera.com/
Twitter:https://twitter.com/nisshincamera
Instagram:https://www.instagram.com/nisshincamera/

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